ハッカは○です | ABE MOTORS group

高橋二朗(タカハシ ジロウ)

モータースポーツジャーナリスト。
GIRO Co., Ltd.代表 日本モータースポーツ記者会会長 NPO法人日本モータースポーツ推進機構理事。
国内外のモータースポーツイベントを取材、各誌に寄稿、発表。1983年よりルマン24時間レースを取材。
1989年にインディ500マイルレースで東洋人初のピットリポーターとして現地から衛生中継。
BS放送 J SPORTSのSUPER GT、SUPER FORMULA他シリーズのピットリポーター、解説。
SUPER GTトークバラエティ番組【GTV】のメインMC。

ハッカは○です

前回、わがciccioが履き替えたタイヤ、NOKIAN HAKKA GREEN 2のインプレッションを約束しました。

インプレッション、スタートです。

まず、履き替えたのは、7月6日です。そこから1ヶ月で約1,100Kmを走行しました。

天候条件は、晴れ、曇り、雨。雨も小雨、大雨。走行条件は、都内の一般道路(主には通勤路である環状7号線)、

首都高速道路(主に3号線、4号線、都心環状、11号線)、常磐高速道路、東名高速道路です。

○晴れ=ドライ

良いです。端的にトレッド面の路面とのコンタクトが柔らかです。不満だったECOPIAの固さ、コツコツ感と全く異なります。それは、ホイールサイズが20インチから19インチになり、アスペクトレシオが70になったことがひとつの要因であることは確かなのですが、サイドウォールのしなやかさが乗り心地に寄与してくれていると思います。しかし、コーナリング中のスタビリティーが損なわれる程ではないのが嬉しいです。杉並の自宅からお台場のテレビ局J SPORTSへレース番組の収録のために深夜に向かう、空いている首都高速4号線上り新宿・代々木間(明治神宮沿のワインディング)、4号線上り赤坂見附周辺の左コーナーからトンネル進入の右コーナーで ECOPIAとNOKIAN HAKKA GREEN 2を比較してみると、直進走行からステアリングを切り出す中位からコーナリングフォースが発生し始める感覚はECOPIAの方が立ち上がりは早いのですが、絶対的な差があるというわけではありません。グリップ力も充分で不安は無いのです。サイドウォールのヨレ感はほとんどありませんね。乗り心地がどう変化するか空気圧を推奨のフロント250kPa、リヤ280kPaから30 kPaずつ下げてみましたが、やはりスタビリティーが下がると共に、乗り心地も良くなかったので、すぐに推奨値に戻して、快適です。

 

○雨=ウエット

155というトレッドサイズに不安がありましたが、実走行でそれも拭い去ることができました。さすがにウエットグリップが【A】 ランク。i3の電子制御によって、タイヤのスライド量などをコントロールしているらしいのですが、その作動を含めて、不安なく走行ができました。トレッドイン側のブロックデザインに特徴があって、このデザインにとよって排水性を高めているということらしいです。ステアリングの感覚が軽くなるようなこともなく、やや深めの水溜りを通過する際にもアクアプレーニングが発生するようなことはなかった。しかし、制限速度を超えるような高速走行はしていないので、それ以上のシビアな状況で確認することはできていないけれど、ナロートレッドのタイヤがこれほどのウエット性能を発揮してくれるとは、目から鱗だった。

 

○エコ

NOKIAN HAKKA GREEN 2は、GREENのネーミングが示すようにエコロジーを重視しつつパフォーマンスも損なわない設計になっているタイヤであると実感しています。現代のエコタイヤって凄い。こんなことを書くとまた、モータージャーナリストに笑われるでしょうけれど、しょうがない、それが率直なインプレッションなのですから。そのエコ性能では転がり抵抗が一つの目安。ランクでは、NOKIAN HAKKA GREEN 2も以前のECOPIAも【B】 です。

それでは、充電のたびに記録している数値からエコの性能を比較してみました。

ボクは、メーターパネルに100Kmあたりの消費電力を表示させています。一般道路走行時と高速道路を走行して得た消費電力数値を比較。NOKIAN HAKKA GREEN 2の消費電力が特に高速道路で少なかった。ということはエコ性能(転がり抵抗)が高いということなのですね。

※これは、あくまでボク自身がドライブして得た数値から算出した平均値です。充電から再充電まで、平均速度が近い数値の平均値です。

一般道路

NOKIAN HAKKA GREEN 2   13.2Kwh

ECOPIA                    13.3Kwh

 

高速道路

NOKIAN HAKKA GREEN 2   11.9Kwh

ECOPIA                    12.7Kwh

○ロードノイズ

ノイズは、低いです。dBメーターで測ったわけではありませんが、舗装路、それもスムースな路面では静粛性はかなり高いと思います。

 

○セーフティーインジケーター

タイヤのスリップサインをご存知ですよね。タイヤが減って、溝の中にある突起がトレッド面と同じになるとウエット性能の限界を示す、あれです。NOKIAN HAKKA GREEN 2にもスリップサインはありますが、加えて、トレッドのセンターリブに8 7 6 5 4 3 の数字が示されています。これは、溝の深(mm)さを示していて、その深さになると数字が摩耗によって消える仕組みになっているそうです。

ということで、19インチに限定されますが、NOKIAN HAKKA GREEN 2がciccioにマッチしているという結論です。

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